叱られて

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Mさんは来店早々カウンターにこれだけ並べてこう言った。 「まったくここんちはお客さん多いねえ。 一緒にお茶飲もうと思ってきたんだけど、誰もいなくなるまで1時間以上待っちゃったよ。」

「え? どこにいたの?」
「庭だよ。 おかげで隅から隅まで花見物は出来たんだけどさあ、、、」
「ん? 何かあった?」
「あったじゃねえよ。 糞踏んじまったよ。 ちゃんとかたずけろっちゅうの! もう臭-のなんのっておめえ、、、」

昨日は団子作りその他で忙しく、ベルの散歩を中止したために花壇で排泄したのだろうが、そこまで配慮できなかった私のミスだ。

「靴洗ってあげるよ。 脱いでよ。」 笑いを噛み殺しながら申し出た私に、「もう裏の外流し借りて洗ったよ。」とMさんは憤懣やるかたない様子だ。

私は気が付かない振りをして草餅に手を延ばした。 「お昼未だだからお腹すいちゃったあ。 頂こうっと」

その手をぴしゃりと叩いたMさんは「先ずYちゃん(夫の呼び名)にあげて来ないね。 彼岸なんだから。」

私は返す言葉もなかったのである。

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