一人暮らし老人に感じたこと

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Dさんは82歳の一人暮らし、いずれ私もそうなるであろう生活環境だ。

「カットに来たよ。その前にこれ買ってきたからお茶しようよ。洗ってくれる?」
丸いプラスティックのカップの中には大きなイチゴが6粒入っていた。

「え?6粒のイチゴを二人で食べるの?」と内心驚いたが、好意を無にする訳にはいかないのでコーヒーカップに切り入れて牛乳をかけ、グラニュー糖を加えて持って行った。

「うわあ!二倍に増えたね。食べよ食べよ」

イチゴは硬くて甘みも少なく、決して美味しいとは言えなかったがDさんは「あ~生き返ったわ!」ととても満足そうだ。

私は「これもどうぞ」と自分の分も差し出したかったが、それも失礼と遠慮なく口に入れた。しかし正直どうせならもっと沢山もう少し熟れたイチゴが欲しいと感じた。

国民年金だけの一人暮らしのDさんの家計を垣間見た思いで、手作りの味噌をそのイチゴのカップに山盛りにして返すと、「当分味噌を買わなくて済む」と期待以上の喜びを見せてくれた。

景気回復も結構だが、老人の多くはこうした厳しい状況で生きているのだと、政治家の皆さんに改めて認識して欲しいと痛感した出来事だった。

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