犬のトリミング

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ベルをトリミングに連れて行くと、どんな感じにしますかと聞かれた。「お任せします」と応えてふと気がついた。この言葉は普段私がお客様から一番聞きたくない台詞だ。自分のヘアスタイルくらい自分で考えて欲しいと言うのが私の持論だ。

男の子だし、スポーティーな精悍な感じにしたかったので、短く切り込んで欲しいとお願いすると、今回はカットもだが毛玉取りが最大の仕事ですと言われた。

ベルを拾ってきて、初めて病院に虫下しをもらいに行った時、毛玉だけは作らないようにと先生に言われたのに、朝晩のブラッシングでは足りないのだろうか、ベルの下腹部や手足には、毛玉がいっぱいだ。

ベルはブラッシングが大嫌いで、私がブラシを持つと逃げ回ってしまう。捕まえてブラシをかけられる部分は背中や尻尾くらいで、お腹や手足を触ると噛もうとするからだ。

背中や顔の部分はきちんと手入れされているので、弄る必要はないと言われ、私は同業者がヘアケアに来た時の感じを思い出した。このトリマーさんもきっとやりにくいに近いない。「毛玉取りを優先するので、外見はちょっと不格好になるかもしれませんが」と数回繰り返す。

一度だけお手本カットをして貰って、次からは自分でと思っていたので、毛玉もだが、外見も大事だと主張したかったが、出た言葉は「お任せします」だった。「クレームは絶対つけませんから」とも言い添えた。初めての客は希望のイメージが掴みにくく、自分がいつも苦労しているからだ。

「多分ご自分で切られた方がご希望通りになるでしょうけど」彼女はとどめの台詞も忘れない。「かなりやりにくいわ」の言葉通り、出来上がったのは実に7時間後だった。

完成したスタイルはプードルっぽくて、「え?これじゃあ 女の子じゃん」が第一印象だが、
「うわあ 可愛い! 流石だわ! ありがとうございます」と叫んでいる自分が可笑しかった。
しかし、あれほど悩まされた毛玉は綺麗に切り込まれ、全体の毛量の調整も見事で、やはり餅は餅屋、その技術に完全脱帽である。ベルをこんなに涼しく清潔に、尚かつ可愛らしくして下さったトリマーさん、どうもありがとうございました。 これからもどうぞよろしく。

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ベルの写真を数枚アップしてみました。よろしければ こちらからご覧下さいませ。

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