訃報

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常連さんの訃報が入った。何度経験しても嫌なものだ。それ程頻繁に来店される訳ではないが、絶対に浮気はせずに通ってくれた人だ。ご主人は既に亡く、息子さんご夫婦と同居されていたが、早朝散歩に出てこないのでお嫁さんが寝室に行ってみると既に冷たかったとの事だ。ご遺体は変死扱いで警察が運んで行ったそうである。

この頃この種の話を良く耳にするようになった。自分の加齢と共に、お客様もまた年を取られていく訳だから、不可抗力ではあるのだが、お嫁さんの喪服着付け予約の声が微妙に弾んでいるように聞こえるのは私の考え過ぎだろうか。

お年寄りがいなくなれば、その家庭の風通しが良くなるのは確かだが、死に行く年よりの年代に近づいてみると、やはりどうしようもなくうら寂しい思いになってしまう。

先の事は解らないのだから、暗い事は考えず今を楽しくとは、常に心に命じているのだが、
気が狂いそうなほど暑かった昨日、知らせを聞いて背筋が寒くなってしまった。数年前、故人から頂いた虎の尾の株が、裏の畑で立派な花をつけていた。複雑な思いでそれを見つめた私である。

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