後輩を育てるのも技術者の義務
↓我が家のヒヤシンス
昔のスタッフOがふらりとやってきた。「定休日前日なのにオーナーが居なくて店は大丈夫なの?」Oの店はかなりの繁盛店である。
「なんか疲れちゃって。仕事辞めたくなっちゃった。」
大昔、私が中学校の担任の先生に頼まれて何人かの不良中学生を預かっていた頃、Oは先輩美容師として彼女達の面倒を実によく見てくれたものだ。
以来Oは、独立してからも何人もの非行少女たちを立派に美容師に育てていると聞いているが、どうやらその疲労がピークに達したようだ。
じっくりと彼女の話を聞いて見ると、その苦労が深く理解できたのでこんな風に言ってみた。
「その昔、私には貴女が居た。だからどうしようもない子達を何とか1人前に出来たけど、今の貴女はその手の後継者を育てていない。何もかも一人で請け負うのは無理なのよ。めぼしい誰かを非行少女育成係に仕込むのが早道だと思うよ。」
泣きながら心中を吐露して、さっぱりとした表情で帰って行ったOが,私には限りなく立派な女性に見えたのである。
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「なんか疲れちゃって。仕事辞めたくなっちゃった。」
大昔、私が中学校の担任の先生に頼まれて何人かの不良中学生を預かっていた頃、Oは先輩美容師として彼女達の面倒を実によく見てくれたものだ。
以来Oは、独立してからも何人もの非行少女たちを立派に美容師に育てていると聞いているが、どうやらその疲労がピークに達したようだ。
じっくりと彼女の話を聞いて見ると、その苦労が深く理解できたのでこんな風に言ってみた。
「その昔、私には貴女が居た。だからどうしようもない子達を何とか1人前に出来たけど、今の貴女はその手の後継者を育てていない。何もかも一人で請け負うのは無理なのよ。めぼしい誰かを非行少女育成係に仕込むのが早道だと思うよ。」
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